13番目の満月

月を越えたいと願うなら誰より険しい山へ挑め。

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夜明け前(2)

夜明け前(1)の続きです。
読みたくない方はスキップしてください。
読んでもいいかな、という方のみ、続きをお読みください。
遡って6月。

チラシの作成のピークでした。
製作に追われ帰りがもちろんPM12時の日も続きました。
この頃はまだハイテンションで作っていたと思います。
しかし、チラシがひと段落した7月ころから、
自分の中でなにかが切れたかのように体調が悪くなっていきました。
食欲がない、食べられない、食べても出て行く。
そんな日々が続きました。
チラシがひと段落したらやりたいと思っていたこと。
たくさんあったはずでした。
なのにいざとなったら・・・
テンションがまったく上がりませんでした。
何をやっても手につかない、やる気が起きない、起きたとしても空回り・・・
焦れば焦るほど時間は過ぎていきました。

しかしその頃、降って沸いたように『越谷プロジェクト』の話でにわかに忙しくなりました。
そこで、自分のひとり立ちの話が持ち上がりました。(このころで入社5ヶ月くらいでしたから)
担当は、ゴルフは上村さん、スポーツは野口さん(ふたりとも仮名)
そしてアウトドアは彩霞がやるようにということになりました。
ここで・・・
もちろん嬉しい気持ちもありました。緊張も期待もありました。
しかし・・・
本当の気持ちは違ったのです。
なんで自分なの?
なんで井上君(仮名)じゃないの?
井上君は自分より先輩で(※立場は違いますが)自分よりはるかに仕事が出来る人です。
もちろん一時的にテンションは上がりました。
しかし・・・
自分の中では、嬉しいよりも、正直言って・・・
『なんで井上君差し置いて自分なの?』としか思えなかった。
どう考えても純粋にあらゆる面で井上君のほうが自分より上だった。
そしてそのためにいろいろギクシャクした部分はあったと思います。
とにかく越谷の一件で、 自分の中でなにかが崩れていきました。
体調も、そして心の状態も。
そして仕事の合間に臥せっていることが多くなりました。

そして8月のある日。
部長から『話がある』と言われました。
『製作の仕事にこだわりはあるか?』
自分はこの時点で終わったと思いました。
しかし、話の内容は・・・
自分のクビ云々ではなくて異動の打診だったのでした。
しかも異動とはいっても大掛かりな異動ではなく、
自分のこれまでやっていた仕事をもっていけて、
前職でやっていたような内容の仕事
(Eメールの配信とHPの製作・更新)になるようなことを言われました。
そしてPM7:00くらいには帰れるようにしてやると言われました。
つまり異動といっても限りなく温情に近いもの(というか温情以外のなにものでもない)でした。
しかし、製作にこだわりがあるか。と聞かれたとき、
ない、といえばまったくうそになるでしょう。
なんといっても数年前からやりたかった宣伝販促の仕事です。
しかし・・・
現状体力が弱りに弱って限界、正直会社に毎日行くことすらもやっとだった自分は、
もはや部長の申し出に頷くことしかできませんでした。

9月~現在
精神的には少し持ち直したものの、今度は風邪だの気管支喘息だので
体調が崩れて休む日が続きました。
(詳細は当時のブログの通りです)
あれだけあった振休もとっておいた夏休も、病気のためにすべて使い切りました。
毎日が綱渡りでした。
一方部長はというと・・・
会議で重役たちをあっという間に説き伏せ、
なかば強引とも思える手腕で、○○営業部の改造
(もちろん○○営業部を変えたい、ということが大前提となっていますが、実質自分の異動メインです)、および、わたしのぶんの欠員を新たに採用することを納得させてしまいました。
そして、席替えの準備、机の手配など・・・着々と進めていきました。
その中で、自分は・・・
どこか他人事のように冷静に見つめてる部分もありました。
とはいえ・・・やっぱり・・・
おそらくこれで最後になるかもしれないというチラシを作っていたときは・・・
校正が上がってくるのを見るたび、泣けて泣けてしかたなかった。
もちろん会社で泣くわけにはいきません。
だから心の中で、わんわん泣きました。

そして昨日・・・
実際にその『最後のちらし』の入稿データが上がってきたとき・・・
本物の涙が出るのを、押さえることはできませんでした。

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ブログにはどちらかというと『格好いいこと』しか書いてきませんでした。(書きたくありませんでした)
だって悪いこと書いて何になるの。何にも解決しないでしょ?という気持ちもありました。
(何も解決しないことは事実だし、そしてその気持ちは今でも持っています)
ですが・・・
本当はこんなもんです。身体も心もボロボロになり、
最後は人の腕につかまって進んでいた(背負われて進んでいたといってもいいかもしれない)ようなものです。
しかし・・・
それでもいいのか、という問いがあったとき、
最終的に『それでもいい』と言えるように、自分は生きているのだと信じたいです。

(続く)
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2008-10-18 Sat 23:46 | | #[ 内容変更]
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